条件・集計入門
MINIFS関数を見て理解する
複数の条件をすべて満たす行だけから、数値の最小値を求める関数です。
3つのポイント
- 最小値を求めたい条件を決める
- すべての条件に一致する行を探す
- 一致した行から最小値を選ぶ
担当者と商品を指定して売上の最小値を求める
サンプル数式
- 最小値範囲
- 条件範囲1
- 条件1
- 条件範囲2
- 条件2
いまの結果:
先頭行:
入力・条件:5項目
- 最小値範囲D2:D7(6セル)値の例:1200、900、600
- 条件範囲1B2:B7(6セル)値の例:「田中」、「佐藤」
- 条件1F2:「田中」
- 条件範囲2C2:C7(6セル)値の例:「りんご」、「みかん」
- 条件2G2:「りんご」
すべての条件に一致した行は3件です。
サンプルデータ
※ Excel と Google スプレッドシートで結果や挙動が異なる場合、Excel の仕様を基準にしています。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | No. | 担当者 | 商品 | 売上 | 担当者条件 | 商品条件 | 結果 | |
| 2 | 1 | 田中 | りんご | 1200 | 800 | |||
| 3 | 2 | 佐藤 | りんご | 900 | ||||
| 4 | 3 | 田中 | みかん | 600 | ||||
| 5 | 4 | 田中 | りんご | 800 | ||||
| 6 | 5 | 佐藤 | みかん | 700 | ||||
| 7 | 6 | 田中 | りんご | 1000 |
F2、G2に値を入力すると、結果と処理順が変わります。
5つの引数
色付きの丸数字は、サンプル数式と引数ガイドで同じ引数を示しています。表にも同じ番号があれば、その引数で指定しているセルを示します。
D2:D7表のセル: D2:D7すべての条件に一致した行から最小値を求める売上範囲です。
B2:B7表のセル: B2:B7担当者が条件1と一致するかを確認する範囲です。
F2表のセル: F2担当者について探したい値です。この例ではF2の「田中」を使います。
C2:C7表のセル: C2:C7商品が条件2と一致するかを確認する範囲です。
G2表のセル: G2商品について探したい値です。この例ではG2の「りんご」を使います。
この数式を日本語にすると
F2の「田中」とG2の「りんご」を両方満たす2・5・7行目の売上(1200、800、1000)を比べ、最も小さい800をH2に表示します。
この説明は、最初に表示されているサンプルデータをもとにしています。入力値を変更しても説明文は変わりません。
処理の流れ
手順1〜5を順番に確認しましょう。表内の小さな角丸数字は、対応する手順を示します。
条件を確認する
F2G2F2の「田中」とG2の「りんご」を条件にします。
最初の条件で候補を絞る
B2B4B5B7B2:B7から「田中」に一致する4行を確認します。
すべての条件で絞り込む
C2C5C72つの条件をすべて満たす3行が残ります。
一致した値から最小値を選ぶ
D2D5D71200、800、1000から最小値800を選びます。
最小値を結果に表示する
H2H2に800を表示します。
対応アプリ
- Excel
- Google スプレッドシート
関数自体が対応するアプリです。教材例の数式や再計算が、両アプリで同じように動くことを保証するものではありません。
この例の注意点
- この教材は担当者と商品が両方一致する行の売上について、最小値を求める例です。
- 条件を満たす行がない場合や、一致した数値が1つもない場合は0を返します。数値の0も最小値の候補です。
- 最小値範囲と各条件範囲は同じ行数・列数が必要です。
- この教材の条件は文字列の単純一致です。比較演算子・ワイルドカード・日付条件などの全Excel互換criteriaは扱いません。
- 一致した集計範囲内の実Excelエラーは、既存の条件付き集計Foundationのエラー契約に従います。
一般構文
対応:Excel / Google スプレッドシート ・ 構文:引数名に差あり
Excel
=MINIFS(min_range, criteria_range1, criteria1, [criteria_range2, criteria2], ...)Google スプレッドシート
=MINIFS(range, criteria_range1, criterion1, [criteria_range2, criterion2], ...)公式資料・確認範囲
公式資料
- Microsoft Excel 公式構文
- Google スプレッドシート 公式対応状況・構文
未確認
計算結果・入力の扱い・エラー
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