数値・丸め・順位入門
FLOOR.MATH関数を見て理解する
数値を最も近い整数、または指定した基準値の倍数へ切り下げる関数です。
3つのポイント
- 丸めたい数値を指定する
- 切り下げの単位になる基準値を指定する
- 負数のときはモードで0からの方向を決める
負の数を指定倍数へ切り下げる
サンプル数式
- 数値
- 基準値
- モード
いまの結果:
先頭行:
入力・条件:3項目
- 数値B2:-5.5
- 基準値C2:2
- モードD2:0
数値-5.5は負の数です。モード0では0から遠ざかる方向に丸めます。基準値2の倍数である-6を選びます。
例を試す
サンプルデータ
※ Excel と Google スプレッドシートで結果や挙動が異なる場合、Excel の仕様を基準にしています。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 項目 | 数値 | 基準値 | モード | 結果 |
| 2 | 丸め | -6 |
B2、C2、D2に値を入力すると、結果と処理順が変わります。
3つの引数
色付きの丸数字は、サンプル数式と引数ガイドで同じ引数を示しています。表にも同じ番号があれば、その引数で指定しているセルを示します。
B2表のセル: B2切り下げる元の数値です。この例は-5.5です。
C2表のセル: C2切り下げに使う倍数です。この例では2を指定します。
D2表のセル: D2負数を丸める方向です。0なら0から遠ざかり、0以外なら0に近づきます。
この数式を日本語にすると
B2の-5.5をC2の2の倍数へ丸めます。D2が0なので0から遠ざかる-6をE2に表示します。
この説明は、最初に表示されているサンプルデータをもとにしています。入力値を変更しても説明文は変わりません。
処理の流れ
手順1〜4を順番に確認しましょう。表内の小さな角丸数字は、対応する手順を示します。
数値を確認する
B2B2の-5.5を確認します。
基準値を確認する
C2C2の2を確認します。
モードを確認する
D2D2の0を確認します。
計算結果を表示する
E2数値-5.5は負の数です。モード0では0から遠ざかる方向に丸めます。基準値2の倍数である-6を選びます。 結果-6をE2に表示します。
対応アプリ
- Excel
- Google スプレッドシート
関数自体が対応するアプリです。教材例の数式や再計算が、両アプリで同じように動くことを保証するものではありません。
この例の注意点
- 正数は基準値の倍数へ小さい方向に切り下げます。
- 負数はモード0(省略時)で0から遠ざかり、モードが0以外なら0に近づく方向へ丸めます。
- 基準値が0なら結果は0です。ただし先に評価した引数でエラーが起きた場合は、そのエラーを表示します。
一般構文
対応:Excel / Google スプレッドシート ・ 構文:構文は同じ
- 空文字列と全角数値文字列の数値変換がExcel 2021と異なります。
- 型変換失敗と他の引数の実エラーが競合する場合、Sheetsでは実エラーが優先される検証条件があります。
Excel
=FLOOR.MATH(number, [significance], [mode])[] は省略できる引数です。
省略時
significance- 省略すると1の倍数を基準として切り下げます。
mode- 省略時は0で、負数では0から遠ざかる方向へ丸めます。
Google スプレッドシート
=FLOOR.MATH(number, [significance], [mode])[] は省略できる引数です。
省略時
significance→ 1省略すると、1の倍数へ切り下げます。mode- 省略時は0で、負数を0から遠ざけて切り下げます。
公式資料・確認範囲
公式資料
- Microsoft Excel 公式構文
- Google スプレッドシート 公式対応状況・構文・省略時の扱い
未確認
配列展開
次に学ぶ関数
カテゴリから探す
次に学ぶおすすめ関数はありません。カテゴリから探しましょう。
カテゴリを見る