数式ビジュアライザー

Excel・Google スプレッドシートの関数を、表と数式の対応から理解する教材です。

Function category

数値・丸め・順位の関数を使い分ける

公開中の16関数を、目的・違い・学習順から選べます。

Compare rounding methods

同じ数値で6つの丸め方を比較

数値・桁数・倍数を変えて、数式と結果、選び方の違いを確かめましょう。

桁数は 1=小数第1位、0=整数、-1=10の位。倍数が5なら5刻みです。

  • ROUND
    数式=ROUND(12.44, 1)
    結果12.4

    指定した桁で四捨五入したいとき。

  • ROUNDUP
    数式=ROUNDUP(12.44, 1)
    結果12.5

    端数を0から遠ざかる方向へ切り上げたいとき。

  • ROUNDDOWN
    数式=ROUNDDOWN(12.44, 1)
    結果12.4

    端数を0に近づく方向へ切り捨てたいとき。

  • TRUNC
    数式=TRUNC(12.44, 1)
    結果12.4

    指定桁より後ろを取り除きたいとき。省略時は整数部分だけ。

  • MROUND
    数式=MROUND(12.44, 5)
    結果10

    指定した倍数のうち最も近い値にしたいとき。

  • CEILING.MATH
    数式=CEILING.MATH(12.44, 5)
    結果15

    指定した倍数へ切り上げたいとき。負数では標準のモードで0に近づきます。

初期値の比較を表示しています。

Excel基準の結果です。MROUNDは数値と倍数の符号が異なると #NUM!。CEILING.MATHは第3引数を省略し、負数を0に近い方向へ丸めます。小数の中間値ではMROUNDの精度上の制限に注意してください。

Choose a function

どの関数を選べばいい?

やりたいことから、最初に見る関数を選べます。

数値を指定した桁数で四捨五入したい

ROUNDは桁数を正・0・負で指定し、小数や整数の任意の位置で四捨五入します。

数値を5刻み・10刻みなど指定した倍数に丸めたい

MROUNDは数値と倍数を指定し、その倍数に最も近い値へ丸めます。

数値を指定した桁数で切り上げたい

ROUNDUPは指定した桁より下を切り上げ、正数も負数も0から遠ざかる方向へ丸めます。

数値を指定した桁数で切り捨てたい

ROUNDDOWNは指定した桁より下を切り捨て、正数も負数も0に近づく方向へ丸めます。

数値を指定した倍数へ切り上げたい

CEILING.MATHは基準値の倍数へ切り上げ、負数ではモードによって0方向か0から離れる方向かを切り替えられます。

数値の平方根を求めたい

SQRTは指定した数値の0以上の平方根を返します。0の平方根は0で、負の数では#NUM!になります。

数値のべき乗を求めたい

POWERは数値と指数を指定し、数値をその指数でべき乗した結果を返します。

割り算の結果から小数部分を除き、整数の商だけを求めたい

QUOTIENTは割られる数と割る数を指定し、割り算の商の整数部分だけを返します。

割り算の余りを求めたい

MODは数値と除数を指定し、割り算したときの余りを返します。

数値を四捨五入せず、指定した桁で切り捨てたい

TRUNCは数値と桁数を指定し、指定位置より後ろの桁を切り捨てます。

小数を、それ以下の整数に切り下げたい

INTは0方向ではなく小さい整数の方向へ切り下げるため、負の数ではTRUNCと結果が異なります。

数値の絶対値を求めたい

ABSは数値の符号を除き、0からの距離を0以上の値で返します。

数値が正・0・負のどれかを判定したい

SIGNは数値の符号を判定し、正なら1、0なら0、負なら-1を返します。

範囲から小さい方で指定した順位の値を取り出したい

SMALLは数値範囲と順位を指定し、小さい方から数えたその順位の値を返します。返すのは順位の番号ではなく、範囲内の値です。

範囲から大きい方でN番目の値を取り出したい

LARGEは範囲内の数値を大きい順に見て、指定した順位の値を返します。

得点や売上が全体の中で何位かを調べたい

RANK.EQは指定した数値の順位を返し、同じ数値には同じ順位を付けます。LARGE/SMALLのようにN番目の値を返す関数ではありません。

What you can do

このカテゴリでできること

数値を扱う関数は、小数や整数を目的の桁へ丸めたり、計算しやすい形へ変換したり、N番目の値を選んだり、数値の順位を求めたりするときに使います。

まず1つの数値を扱う丸め方を理解し、その後で範囲全体を見て「大きい方から何番目の値か」と「この値は何位か」の違いを整理しましょう。

  • 小数や整数を指定した桁で四捨五入する
  • 桁や倍数を指定して、目的に合う方向へ数値を丸める
  • 整数化や絶対値・符号、平方根・べき乗・余りなどの基本計算を行う
  • 数値範囲から指定順位の値を取り出し、指定した数値の順位も調べる

Function guides

数値・丸め・順位の関数一覧

16関数

関数を選ぶと、数式の引数とサンプル表の対応を確認できます。

ROUND

数値・丸め・順位

数値を指定した桁数で四捨五入する関数です。

入門ExcelGoogle スプレッドシート
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MROUND

数値・丸め・順位

数値を、指定した倍数に最も近い値へ丸める関数です。

入門ExcelGoogle スプレッドシート
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ROUNDUP

数値・丸め・順位

数値を指定した桁数で、0から遠ざかる方向へ切り上げる関数です。

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ROUNDDOWN

数値・丸め・順位

数値を指定した桁数で、0に近づく方向へ切り捨てる関数です。

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CEILING.MATH

数値・丸め・順位

数値を最も近い整数、または指定した基準値の倍数へ切り上げる関数です。

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SQRT

数値・丸め・順位

数値の0以上の平方根を返す関数です。

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POWER

数値・丸め・順位

数値を指定した指数でべき乗した結果を返す関数です。

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QUOTIENT

数値・丸め・順位

2つの数を割り算し、余りを除いた商の整数部分を返す関数です。

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MOD

数値・丸め・順位

2つの数を割り算し、その余りを返す関数です。

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TRUNC

数値・丸め・順位

数値を指定した桁数で切り捨て、整数または小数として返す関数です。

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INT

数値・丸め・順位

数値以下で最も近い整数へ切り下げる関数です。負の小数は0から遠い整数に切り下げます。

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ABS

数値・丸め・順位

数値の符号に関係なく、0からの距離を表す絶対値を返す関数です。

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SIGN

数値・丸め・順位

数値が正・0・負のどれかを判定し、1・0・-1で返す関数です。

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SMALL

数値・丸め・順位

範囲内の数値から、小さい方から数えて指定した順位の値を返す関数です。

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LARGE

数値・丸め・順位

数値範囲から大きい方で指定した順位の値を返す関数です。

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RANK.EQ

数値・丸め・順位

指定した得点が数値範囲の中で何位かを返します。同点は同順位として扱います。

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Learning path

初心者におすすめの学習順

数値と桁数の関係を入口に、丸め方や基本計算を学びます。最後にLARGE・SMALLで指定順位の値を求め、RANK.EQで指定した値の順位を調べる違いへ進みます。

  1. ROUND関数

    数値と桁数の2つの引数から、丸める位置の基本を理解します。

  2. MROUND関数

    ROUNDの桁数による丸めに続き、5刻み・10刻みなど倍数を基準に丸める方法を学びます。

  3. ROUNDUP関数

    ROUNDとの違いを見ながら、四捨五入ではなく常に切り上げる丸め方を学びます。

  4. ROUNDDOWN関数

    ROUNDUPと対比しながら、指定した桁で常に0に近づく方向へ切り捨てる丸め方を学びます。

  5. CEILING.MATH関数

    ROUNDUPの桁数指定とは異なる、基準値の倍数へ切り上げる方法を学びます。

  6. SQRT関数

    べき乗と関連する基本計算として、数値から0以上の平方根を求める方法を学びます。

  7. POWER関数

    基本的な数値計算から一歩進み、底と指数の2つの引数でべき乗を求める方法を学びます。

  8. QUOTIENT関数

    通常の割り算との違いを意識しながら、余りを使わず商の整数部分だけを取り出す方法を学びます。

  9. MOD関数

    QUOTIENTで整数商を取り出す考え方と対比しながら、同じ割り算から余りを求める方法を学びます。

  10. TRUNC関数

    ROUNDやROUNDUPとの違いを意識しながら、指定した桁より後ろをそのまま切り捨てる方法を学びます。

  11. INT関数

    TRUNCとの違いを比べながら、負の小数をより小さい整数へ切り下げる方法を学びます。

  12. ABS関数

    負の数を0からの距離として捉え、符号を除いた絶対値を求める基本計算を学びます。

  13. SIGN関数

    数値そのものではなく符号だけを取り出し、正・0・負を3つの結果で判定する方法を学びます。

  14. SMALL関数

    範囲内の数値を小さい順に見て、指定した順位にある値を取り出す方法を学びます。

  15. LARGE関数

    ROUNDで数値を扱う基本を押さえたあと、範囲全体から順位を指定して値を選ぶ考え方へ進みます。

  16. RANK.EQ関数

    LARGE/SMALLで指定順位の値を求めたあと、RANK.EQでは得点そのものの順位を調べます。

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