追記:2026年9月28日
Helpfeel は2026年9月27日、停止していた Gyazo のサービス提供を再開したと発表しました。
現在は Gyazo 公式サイトも通常のページに戻っており、スクリーンショットの撮影・アップロードなどのサービスを再び利用できる状態になっています。
ただし、不正アクセスが発生する以前にアップロードされた画像については、一旦すべて「所有者本人のみが閲覧できる状態」に変更されています。
以前と同じように第三者へ画像を共有したい場合は、画像を確認したうえで「配信を再開する」操作が必要です。
この記事では、不正アクセスのあったとされる2026年9月11日時点の状況から、9月27日のサービス再開までの経緯をまとめています。
サービス再開前の状況を見る
普段から Gyazo をよく使っているのでいつものように Gyazo でスクショを撮ろうとしたら、エラーになって保存できませんでした。
何度か試しても同じエラーになるので不思議に思って Gyazo のサイトを開いてみたところ、サイト自体がメンテナンス画面になっていました。
2026年9月20日時点で、Gyazo の公式サイト gyazo.com を開くと、**「Gyazo is currently under maintenance.」**と表示されます。
なので、少なくとも私が遭遇した「Gyazo が使えない」「サイトを開けない」という症状は、自分の PC だけの問題ではなさそうです。
Gyazo では2026年9月16日、第三者による不正アクセスと情報漏えいに関するお知らせとお詫びが公表されたばかりのため、サイトのメンテナンスと Gyazo が使えない件がそれと関係あるのか、他の要因や解決方法があるのかなどを調べてみました。
2026年9月27日、Gyazo がサービスを再開
Helpfeel は2026年9月27日、停止していた Gyazo のサービス提供を再開したと発表しました。
不正アクセスに利用されたと考えられる侵入経路の遮断や脆弱性への対応に加えて、サービス全体を対象とした追加のセキュリティ検証などを行ったうえでの再開としています。
現在は gyazo.com もメンテナンス画面ではなく、通常の Gyazo 公式サイトが表示されています。
ただし、不正アクセスが発生する以前にアップロードされた画像については、現在すべて「所有者本人のみが閲覧できる状態」になっています。
以前に「リンクを知っている全員」などの設定で共有していた画像についても、一時的に第三者からは閲覧できません。
再び共有したい画像がある場合は、
- 画像ごとに「配信を再開する」
- 一覧画面から複数の画像を選んで再開する
- 設定ページからすべての画像をまとめて再開する
という方法が用意されています。
配信を再開すると、その画像には不正アクセス発生前に設定されていた閲覧範囲が適用されます。
そのため、過去の画像をまとめて再開する場合は、公開して問題のない画像か、以前どの閲覧範囲にしていたかを確認してから操作した方がよさそうです。
サービス再開前の状況を見る
2026年9月20日時点で、Gyazo 公式サイトはメンテナンス中だった
まず現在の状態です。
2026年9月20日に Gyazo 公式サイトを確認すると、通常のトップページではなく、
Gyazo is currently under maintenance.
We’ll be back shortly. Thank you for your patience.
というメンテナンス画面が表示されます。
私の環境では、Gyazo アプリからスクリーンショットを撮ろうとしたところエラーダイアログが表示され、公式サイトを開いてもこの状態でした。
そのため、今 Gyazo で、
- スクショを撮れない
- キャプチャ後にエラーになる
- 画像をアップロードできない
- Gyazo のサイトが開かない
- いつもの画像一覧へ進めない
といった状態になっている場合、あなただけの不具合ではありません
少なくとも私もスクショが撮れずエラーになり、公式サイトそのものが現在メンテナンス表示になっています。
サービス側が原因のエラーである場合は、アプリを再インストールしたり、ブラウザの Cookie・キャッシュ を消したりしても直りません。PC 側をいじっても解決しないためです。
数日前に Gyazo への不正アクセスと情報漏えいが公表されている
今回のスクショエラーとサイトのメンテナンスを見てすぐ気になったのが、直前に公表された Gyazo への不正アクセスです。
運営会社の Helpfeel は2026年9月16日、「Gyazo」において、第三者による不正アクセスが発生し、ユーザー情報およびアップロードされた画像に関するメタデータの一部が外部に漏えいしたことを確認したと公表しました。
→ Helpfeel「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫び」
なお、不正アクセスが公表されたのは9月16日ですが、実際に不正アクセスがあったのは9月11日です。
そこから現在のメンテナンスまでに何が起きていたのか、まず時系列で整理します。
9月11日から現在までの流れ
9月11日:不正アクセスが発生
第三者が Gyazo の画像アップロードサーバーに存在した脆弱性を悪用して不正アクセス。
同日夜、Helpfeel が不審な挙動を検知し、調査と対応を開始しました。
9月12日:侵入経路を遮断、脆弱性を修正
同日未明までに確認された侵入経路を遮断し、不正接続を切断。
不正アクセスに利用された脆弱性についても修正を完了したとされています。
9月14日:情報流出を確認、画像配信を停止
その後の調査でデータベースへのアクセスと情報流出が確認されました。
Helpfeel は二次被害の防止を最優先として、画像配信の停止等を含む対応を実施。
Gyazo ヘルプにも「緊急メンテナンスのお知らせ」が掲載され、一部画像でエラーが表示される状態になりました。
9月15日:対策後にアップロードされた画像の配信を再開
不正アクセスへの対策完了後に新しくアップロードされた画像については、配信を再開。
同日、個人情報保護委員会への報告も行ったとされています。
9月16日:情報漏えいの詳細を正式公表
Helpfeel が不正アクセスと情報漏えいについて正式に公表。
影響範囲として、約2,362万件のユーザーに関する情報と、主に2019年1月以前に登録された画像に関するメタデータ約4.9億件などが外部へ流出したことを明らかにしました。
さらに、条件を絞って取得された約240万件の画像に関するメタデータの流出も確認されています。
9月18日:予防的措置としてGyazoサービスを一時停止
Gyazo公式 X は、予防的な措置としてメンテナンスを行うため、Gyazo のサービスを一時的に停止していると案内しました。
Gyazo 公式 X「Gyazoサービス一時停止のお知らせ」
9月20日:公式サイトはメンテナンス表示が継続
そして9月20日現在、Gyazo の公式サイトは、
「Gyazo is currently under maintenance.」
という画面になっていました。
9月23日:長時間のサービス停止について公式がポスト
(追記:2026年9月25日)
Gyazo 公式 X は、メンテナンスによるサービス停止が長時間にわたっていることに触れ、引き続き対応中であることを案内しました。
9月25日:第二報を公表、削除済み画像のメタデータ流出などが新たに判明
Helpfeel は9月25日、不正アクセスと情報漏えいについての第二報を公表しました。
新たに、主に2023年2月以前に削除された画像に関する約1.74億件のメタデータが外部に流出していたことを確認したとしています。
また、約2,362万件のユーザーに関するデータについて、
- メールアドレスの登録がない匿名ユーザー:約1,801万件(約76%)
- メールアドレスの登録があるユーザー:約562万件(約24%)
という内訳も明らかになりました。
加えて、
- 流出した情報の種類や範囲はユーザーごとに異なり、約2,362万件すべてについてメールアドレス等の情報が流出したものではない
- クレジットカード番号等の決済情報は含まれていない(第一報でのお知らせの通り)
- 9月25日時点では、本件に起因する個人情報の不正利用やその他の二次被害は確認されていない
としています。
サービス再開前の状況を見る
Gyazo は現在もサービスの提供を停止していますが、追加のセキュリティ検証および必要な対策を実施したうえで、段階的に提供を再開する方針で、今後の対応については9月29日までを目途に改めて案内するとのことです。
→ Helpfeel「「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫び(第二報)」
9月27日:Gyazo のサービス提供を再開
Helpfeel は、追加のセキュリティ検証や必要な対策を実施したうえで、Gyazo のサービス提供を再開したと発表しました。 なお、不正アクセス発生前にアップロードされた画像はすべて「所有者本人のみが閲覧できる状態」となっており、第三者への共有を戻す場合はユーザー自身で「配信を再開する」操作が必要です。
サービス再開前の状況を見る
今回の「Gyazo が使えない」は不正アクセスが原因?
9月18日には、Gyazo 公式 X が予防的な措置としてメンテナンスを実施し、サービスを一時停止していることを正式に案内しています。
追記(2026年9月25日)
9月23日にも Gyazo 公式 X で、メンテナンスによるサービス停止が長時間にわたっており、引き続き対応中であることが案内されました。
現在の Gyazo のメンテナンス表示も、9月18日に公式 X で案内されたサービス停止から続くメンテナンス対応によるものです。
なお、具体的な復旧時期については、この時点でも案内されていませんでした。
どんな情報が流出したの?
第一報
Helpfeel が9月16日時点で確認した内容では、Gyazo ユーザーに関するデータが約2,362万件外部へ流出しています。
「2,362万人」という意味ではありません。
この件数にはメールアドレスなどを登録していない匿名アカウントのレコードも含まれており、実際に個人情報が流出した人数については、9月16日時点で引き続き調査中とされています。
含まれる可能性がある情報はユーザーによって異なりますが、
- 名前(ユーザーが指定する氏名やニックネーム等の任意の文字列)
- メールアドレス
- パスワードのハッシュ値
- ユーザー ID
- デバイス ID
- ログインセッション ID
- X(旧Twitter)連携用トークン(連携していた場合)
- Google SSOのメールアドレス(連携していた場合)
- プロフィール情報
- 利用言語
- 登録日時
- 最終ログイン日時
- 契約プラン
- 課金ステータス(カード番号等の決済情報は含まない)
- 利用統計
などが対象に含まれるとされています。
なお、クレジットカード番号などの決済情報については流出していないことを確認していると Helpfeel は説明しています。
流出したメタデータには、下記が含まれているとのこと。
- 画像ID(画像URLを構成する情報)
- アップロード元 IP アドレス
- User-Agent
- EXIF 位置情報(画像に含まれる場合)
- 画像の OCR テキスト
- 画像タイトル
- 取得元 URL 等のメタデータ
- 非公開画像のパスフレーズ(ハッシュ化されたもの) 等
流出したメタデータには Gyazo の画像 URL に使用される情報が含まれており、不正に閲覧される恐れがあります。
また、非公開画像に関しても、一部の非公開画像が第三者に閲覧された可能性を完全に否定できないとしています。
第二報
9月25日に公表された第二報では、情報漏えいの影響範囲についてさらに詳しい内容が明らかになりました。
まず、約2,362万件のユーザーに関するデータについて、
- メールアドレスの登録がない匿名ユーザー:約1,801万件(約76%)
- メールアドレスの登録があるユーザー:約562万件(約24%)
という内訳が公表されました。
約2,362万件すべてについてメールアドレスなどの情報が流出したわけではなく、流出した情報の種類や範囲はユーザーごとに異なるとしています。
また、新たに、主に2023年2月以前に削除された画像に関する約1.74億件のメタデータが外部に流出していたことも確認されました。
ただし、今回新たに確認された流出に、削除済みの画像ファイルそのものは含まれていないとしています。
対象となるのは、
- 2023年2月以前に画像を削除した
- 2023年2月以前にアカウントを削除した
ケースとのことです。
サービス再開前の状況を見る
Gyazo ユーザーは今何をした方がいい?
Gyazo が使えない件については復旧を待つしかない部分がありますが、不正アクセスについてはユーザー側でも確認しておいた方がいいことがあります。
Helpfeel は Gyazo ユーザーに対して、Gyazo のパスワード変更を呼びかけています。
また、Gyazo と同じ、または似たパスワードを別サービスでも使っている場合は、そちらも変更するよう案内しています。
→ Gyazo ヘルプ「Gyazo への不正アクセスに関するご案内 2026年9月16日」
さらに、Gyazo を装う不審なメールやメッセージにも注意が必要です。
Gyazo 公式ヘルプでも、依頼していないパスワード入力や本人確認、ファイルのダウンロード、リンク先での操作を求める内容には注意するよう案内しています。
不審な内容が届いた場合は、メール内のリンクを利用せず、Gyazo の公式ヘルプや問い合わせ窓口から相談しましょう。
2026/9/25 追記
Helpfeel は9月25日の第二報で、サービス再開の状況を含む今後の対応について、2026年9月29日までを目途に改めて案内するとしています。
公式からの次回案内を待ちましょう。
スクショを急ぎで撮りたい場合は別ツールを使う
Gyazo の復旧を待てない場合、スクリーンショットを撮るだけなら OS 標準機能で代用できます。
Windows なら、
Windows + Shift + S
で Snipping Tool のキャプチャを起動できます。
復旧はいつ?
追記(2026年9月27日)
Gyazo は2026年9月27日、停止していたサービスの提供を再開しました。
Helpfeel によると、不正アクセスに利用されたと考えられる侵入経路の遮断や原因とみられる脆弱性への対応に加えて、サービス全体を対象とした追加のセキュリティ検証などを実施したうえでの再開とのことです。
現在は Gyazo 公式サイトも通常のページに戻っており、スクリーンショットの撮影やアップロードなどを再び利用できる状態になっています。
ただし、不正アクセスが発生する以前にアップロードされた画像については、現在すべて「所有者本人のみが閲覧できる状態」となっています。
以前第三者が閲覧できる設定にしていた画像についても、自動的には元の状態へ戻っていません。再び共有する場合は、画像の内容と閲覧範囲を確認したうえで「配信を再開する」操作が必要です。
→ Helpfeel「「Gyazo」サービス再開のお知らせ」
サービス再開前の状況を見る
2026年9月20日時点でも、Gyazo のメンテナンス画面には、
「We’ll be back shortly.」
と表示されています。具体的な復旧日時についてはこの時点でも不明です。
急ぎのスクショは別の方法で済ませつつ、Gyazo の公式サイトや公式 X、公式ヘルプの更新を適宜確認するのがよさそうです。
今 Gyazo でエラーが出て使えない方の多くは、個人の環境ではなく、Gyazo 側で実施されているメンテナンスの影響によるものです。
また、今回の不正アクセスを受けて、Gyazo のパスワード変更と、同じパスワードを使い回しているサービスがあればそちらの変更もしておくと安心ですね。
私もかなり普段使いしているので、普通に早く戻ってきてほしいところです。
追記(2026年9月25日) 9月23日には Gyazo 公式 X から、メンテナンスによるサービス停止が長時間にわたっており、引き続き対応中であることが案内されました。
9月18日に案内されたサービス停止後もメンテナンス対応が続いていることが、公式から改めて確認されています。今後も復旧や追加の公式発表が確認できた場合は、この記事に追記します。
追記(2026年9月26日)
Helpfeel は9月25日の第二報で、追加のセキュリティ検証や必要な対策を実施したうえで、サービスを段階的に再開する方針を明らかにしました。
サービス再開の状況を含む今後の対応については、2026年9月29日までを目途に改めて案内するとしています。
